アイルランド長距離旅はスリル満点!?

Dairy

 
今日はわたしがここアイルランドはInishbofin(イニスボフィン)という島までの道程について書こうと思います。
ここに来る前はロンドンに3日間滞在していたので、ヒースロー空港から飛び立つところからスタート!
(ロンドン旅の模様も後日また書きたいと思います!)
 
 
ざっくりとご紹介すると、この地図のような感じ↓

 
① ロンドン市内→ヒースロー空港(地下鉄:1時間)
② ヒースロー空港→シャノン空港(飛行機:1時間30分)
③ シャノン空港→Galway ゴールウェイ(バス:1時間50分)〜Bus Éireann バス・エールン
④ Galway→Cleggan クレガン(バス:1時間45分)〜Citylink シティリンク社
⑤ Cleggan→Inishbofin(フェリー:35分)〜Inishbofin Ferry イニスボフィンフェリー
 
 
さらに乗り場までの歩行や、待ち時間を加えると、
合計は・・・
 
 
 
 
10時間30分以上!!!!!!!!!
 
 
 
 
めっちゃ遠い・・・
 
 
遠いことに加えて田舎の方に移動するので、バスやフェリーの数も限られています。
(④⑤は1日3便だけでした)
つまり、一回でも乗り換えに失敗したら今日中につかない!
 
 
金銭は受け取らないとはいえ、ボランティア要員としていくので、
約束した日時にたどりつかないと申し訳ないですし、
その場合、宿代も発生する(しかもサマーシーズンで高額)!
 
 
さらに、わたしのもうひとつの心配の種は入国審査・・・
今回イギリスからアイルランドへの移動で国を跨ぐので、
当然アイルランドの空港到着時に入国審査があるのです。
 
 
今回の旅は特に期限を設けておらず、アイルランド滞在後の行き先もまだ決めていなかったので、
帰りのチケットを持っていませんでした。
しかも留学生という訳でもないので、万一そこをつっこまれたら、うまく説明できるかが不安でした。
 
 
「ボランティアです!」と主張しても、人によっては『こいつアイルランドで働く気じゃないか』と疑われてしまう。
そうなったら・・・
入国できない!=旅強制終了!!w
 
 
ということで、わたしの絶対に負けられない闘いが幕を開けました!笑
 
 
まずはロンドン市内から地下鉄での移動です。
早朝だったのでラッシュアワーが心配でしたが、
しっかり席も確保でき、何事もなくスムーズにヒースロー空港へ到着。
 
 
シャノン空港までは、アイルランドの航空会社”Aer Lingus(エアリンガス)”を利用しました。

 
 
アイルランドの滞在先が決まったのが、日本を出る数日前だったので、
チケットは日本円で32,519円と高額でしたが、
何週間も前から購入できれば、数千円という格安でチケットを買うことができます。
 
 
ちなみに、チケットはBooking.comを使って購入しました。
なんとエアリンガスの正規サイトよりも5,000円以上お安かったのです!
わたしはエクスペディアもよく利用します。
ホテルだけでなく航空券も複数比較してみると結構金額に差があるので、要チェックです!
 
 
さて、ロンドンをいよいよ出発です。
アイルランドの入国審査についてはとにかく心配だったのでいろいろな方のブログも読んでいたのですが、
その中にはイギリスからアイルランドに入国する場合は、
入国審査はイギリスでやるという記事をいくつか見かけました。
 
 
なのでロンドン出国時からドキドキしていたのですが、
出国の確認はパスポートの自動化ゲートだったので、難なくクリア!
(入国時もヒースロー空港は自動化ゲートでした)
手荷物チェックなども順調に通過して、いざ出発ーーー
 
 
快適な1時間30分の旅を経て、ついにドキドキの入国審査が近づいて来ました。
これもブログの記事で読んだのですが、”女性の審査官の方が厳しい印象”というのがあったので、
(わたしもそう思う!なぜだろう…)
迷わず男性の審査官の列に並びました笑
 
 
頭の中でいろんなシミュレーションや単語が浮かぶ中、わたしの番が来ました。
バクバクしながらパスポートを差し出すと・・・
 
 
◆審査官:Business or Vacation?(仕事、それとも観光?)
 
 
◇わたし:Vacation!(観光です)
 
 
 
 
 
審査終了ーーーーー!!!!!爆笑
 
 
あっさりしすぎて拍子抜けでしたが、無事にアイルランドへ入国できました!
これでビザなしで3ヶ月滞在ができます。(歓喜!!!)
 
 
観光だと答えたときはたぶんちょっと笑顔が引き攣っていたと思いますが、
出口ゲートをくぐったらうれしすぎてニヤニヤしてしまいました笑
 
 
第一関門は突破しましたが、ここからもまた大変!
バスの時間まで1時間ほどあったので、さっそくバスとフェリーのチケットを購入しました。
(万一入国できなかったらチケット代が損になるので買っていなかった笑)
移動中にチケット売り場に迷ったりしたら怖いですし、バスによってはオンラインの事前購入の方が安いので今回はそのようにしました。
 
 
チケットはメールで送られて来る電子チケットになります。
わたしは今回海外滞在用にプリペイドのSIMカードを用意していたので、
電子チケットで問題なかったですが、Wi-Fiがつながらない場所も多いので、ちょっと注意が必要です。
 
 
また、バスチケットを買うときに苦労したのが、行き先の指定です。
チケット予約の際、どこからどこまで乗るのかの場所名の指定と、日時の入力が必要なのですが、
これがなかなか自分の目的地の地名が出てこない!
 
 
わたしはGoogleマップを使って出た停留所の名前で検索をしましたが、同じ停留所名がまぁ出てこない!笑
日本にいるときに散々調べたときは全部のルート指定に半日はかかりました。。
日本の乗り換え案内は本当に素晴らしいと思う!
 
 
シャノン空港は地方空港らしくとてもこじんまりしており、
レストランはなかったので、コンビニみたいなお店でサンドイッチとジュースを購入。

(見た目はおいしそうですが、味はまぁまぁでした笑)
 
 
肝心のバスはなかなか来ず、小雨降る中いまかいまかと待っていました。
最初のバスから10分の到着遅れ!
おおい!!!と心の中で突っ込みつつ、ともかくもアイルランド旅がスタートしました。
 
 
次のバス乗り換え地点ではさらに雨がまして、傘をささないと結構濡れる。
なのに自分の乗るバスの停留所が見当たらず、別のバス会社のスタッフのおじさんに声をかけました。
「Citylinkはこのバス停の裏なんだよ」と親切にも雨の中外へ出て道を指差してくださいました。
 
 
そうか裏なのか、と20kgのスーツケースを引きずりながら、雨の中傘なしで歩いていると、
「あれ、さっきの場所に戻って来てしまった…」
 
おかしいなと思いもう一周してみると、停留所はわたしの想像した姿ではなく、立派なビルの中にありました!
新宿バスタみたいなイメージでしょうか。(あそこまで大きくないけど…)
 
 
ここまで空港から早数時間・・・
雨で寒いのもあってめっちゃトイレに行きたかった!
 
 
よかった間に合った〜と思ってさっそくトイレに向かうと、そこには駅の改札口かと思うほど立派なゲートが。
そして、なにやらお金を入れるらしき穴と「50c(50セント)」の文字が・・・
 
 
 
 
 
 
WHAT’S!!???????????ホワァッッツ
 
 
そう、ここは有料トイレだったのです。(イギリスでも見たことなかったのに!!)
しかも硬貨って、わたしユーロは日本で両替したままだから、最小5ユーロの紙幣しかないんだけど・・・
 
 
は!!そういえば!!!
 
 
そこでわたしは日本出発の際に餞別にといただいたユーロ硬貨を思い出しました。
飲み友T子さんがEU圏に旅行した際に余って持っていた硬貨らしいのですが、
確認したところありました!!
 
 
そう、50c硬貨が!!!!
 
 
T子さんは少額だから…と渡すか迷ったようですが、せっかくだからと持たせてくださったのです。
まじで助かった!!!!!
 
 
ありがとうの気持ちを噛み締めながら、やっと乗り換えのバスに乗車することができました。
ちなみにスーツケースなど大きな荷物がある場合、
日本なら運転手さんかバス会社のスタッフが運び入れてくれますが、こちらでは自分で入れます。
(イギリスもそうでした)
 
 
20kgのLサイズあるスーツケースをなかなかの段差を持ち上げて収納するのは一苦労・・・
自転車旅をしているご夫婦らしき人たちも大変そうにしまっていました。
 
 
バスの中は快適で、1時間以上乗っても疲れることはなかったです。
ただ、くねくねした道などもあり結構なスピードでどんどん進むので、乗り物酔いしそうでした;;
 
 
写真は移動中バスの中から撮ったものです。
雨の日だったので全体にちょっと暗いですが、かわいいショップ群があったりしてわくわくしながら移動しました。


 
 
だんだんと田舎感が増して来て、牛や馬がいっぱい!

 
 
長距離バスでありながら、停留所がたくさんあるため、自分の目的地を見逃さないよう気が抜けませんでした。
最初のバスはまだ電光掲示板があったので確認しながらいけましたが、
乗り換えたバスは停留所の案内がなんと運転手さんの口頭のみ!
運転手さんは大声で叫んでいる感じでしたが、後ろの方の席の人ははたして聞こえているのか疑問でした笑
 
 
英語だから聞き取りづらいのもあるし、似たような名前に聞こえることが多々あり、
ここが停留所!?と何度もドキドキしてしまいました笑
そこで役立ったのがGoogleマップです!
 
 
現在地を表示させて、目的のフェリー乗り場までの移動を目視で確認しました。
だんだんと近づいていく様が見られて、ひと安心。
すばらしいツールをありがとうとまたも感謝しながら無事にフェリー乗り場にたどり着くことができました。
 
 
こちらがわたしが乗ったフェリーです。
見た目ほど大きな船ではないですが、デザインはなかなかかっこいいお姿!
 

 
 
手前にあるLUGGAGE DROPと書かれた箱にスーツケースなど大きなものはしまって、
船頭にある黒いリフトみたいなやつで吊り上げて乗せられます。
 
 
そして下の写真は何かというと、Inishbofinへ向かう現地の人らしき方たちの荷物です。
おそらく数日〜数週間分の食糧や日用品を買いだめして戻るんだと思われました。

改めてすごい田舎に行こうとしてるんだなぁとしみじみ感じた瞬間でした笑
 
 
さて、乗り継ぎもうまくいったし時間通りにフェリーに乗れたので、
あとは景色でも楽しみながらゆったりいくだけだわ〜と思っていたら・・・
 
 
雨と風で船体が揺れるゆれる!!
 
 
これはやばいかもしれない・・・と、日本出国時に飛行機の座席にあったゲロ袋を握りしめ、
「どうかもよおさずに島につけますように」と祈りつづける船旅になりました笑
(なんとか吐かずに済みました。ホント危なかった・・・)
 
 
フェリーを降りるとホストパパが迎えに来てくれていました!
ふぅ〜予定通り来られてよかった!
 
 
最後の写真はわたしの部屋の天井です。
ライトが赤い和紙で覆われているのですが、なんだか日本の国旗みたいですよね。

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