腹痛を耐え抜いたスロベニア観光。
その後、お馴染みのFLIXバスの夜間便に乗ってオーストリアのザルツブルクへ来ました。
到着したのは深夜0時過ぎ。
バス停から予約したホステルまで徒歩では50分ほどかかる場所だったので、Uberを使用することに!
が、深夜だからなのか到着予定時刻での予約ができず、バス到着ギリギリで接続して依頼をかけてみました。
公共のWi-Fi頼りだったのですが、運良くバスが停留所にしばらく止まってくれたおかげで、
「もうすぐWi-Fiが切れそうだから連絡が途切れるかもしれない!」
というメッセージだけ運転手さんに送信できました笑
頼みのバスも行ってしまい、本当にUberが来てくれるのか不安に思いながら待つこと10分ほど。。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!
めっちゃ強面の運転手キタ━━━(゚∀゚;)━━━!怖
ドキドキして乗ってみると、怖いのは見た目だけで、めちゃめちゃ親切にいろんなお話をしてくれました。
運転手さん曰く、ザルツブルクはウィーンみたいに都会じゃないから、
公共の乗り物やお店の閉まる時間が早いんだそう。
支払いもUberに登録していたクレジットカードで払われたらしく、
何のトラブルもなくホステルに着くことができました。
本当にありがとうございます!!
ということで、ザルツブルク旅スタートです。
まずはザルツブルクカードをゲット
前日が腹痛だったため、朝はゆっくりスタートにしました。
その分翌日も午前中に観光を少し入れたので、
合わせて1日でまわるモデルコースとして考えてもらえればと思います。
まずはザルツブルク観光に欠かせない、ザルツブルクカードを購入!
このカードは、美術館やクルーズなど主要な観光施設が利用し放題になるお得なカードです。
シーズンによって若干値段が変わるのですが、10月に行ったわたしは24時間券で30ユーロでした。
ウィーンの同じような観光パスは1日券が70ユーロもするので、余計お安く感じます。
観光案内所やホテルでも扱っており、わたしの宿泊したホステルの受付でも購入できました。
このホステルがとても良くて、安い・清潔・アクセス良好と三拍子揃っていたので、おすすめします。
詳細:https://www.booking.com/searchresults/ (Booking.comより)
街ブラ&ザルツブルク大聖堂
バスで中心地まで来たら、パイプオルガンのコンサートを見るべく、ザルツブルク大聖堂へ向かいました。
道中も可愛らしいお店やカフェがたくさん!
通りで見つけたチーズ屋さんで、手書きの外看板からコーヒーを売っているらしいことがわかりました。
チーズ屋さんのカフェラテなんて、きっとおいしいに違いない!
とさっそく中に入ると先客がおり、チーズを購入中でした。
二人の会話は全くわかりませんが、おいしいカフェラテのため、しばらく待っているとようやく私の番が!
カフェラテを頼むと、外で待っていてもらっても大丈夫ですよということで、ベンチに向かいました。
その途中、ドアの隙間からコーヒーを作る様子が見えたんですが、
めっちゃ普通にスーパーの牛乳使ってた!!!爆
うん、まあ、おいしかったけど、やられましたわ笑
開演時間までケーブルカーでザルツブルク城塞
その後一旦教会に寄って受付でチケットを買ったあと、まだ開演まで時間があったので引き続き街ブラ。
広場にはハンドメイドらしきお店などが並んでマーケットになっており、
アート作品のようなものもありました。
子供たちがそれではしゃいでいて可愛かった。
例のごとく観光情報は全然調べてなかったのですが、ケーブルカーを発見!
しかもザルツブルクカードで入れるようだったので、ノリで行ってみました。
と、乗ってから気づいたのですが、「これいつ出発するのかしら?」と。。
コンサートまで15分ほどなのに毎時0分発とかだったらどうしよう!?詰んだ!!
が、ちょっとでも乗客が集まると動く仕組みなのか、数分後には無事に上がり始めました笑
実はこちらは「ザルツブルグ城塞」へ続くケーブルカーで、
上からの景色や城の跡を楽しく観光することができました。
今回の旅では特にザルツブルクの歴史とかは無関心だったので、
10分ほどの滞在でも十分楽しめました笑
詳細:https://g.page/hohensalzburg?share
圧倒のパイプオルガンコンサート
さぁ、目的のコンサートの時間です!
この教会では「MUSIK ZU MITTAG(正午の音楽)」として、
日曜日と祝日を除く毎日12:05にパイプオルガンのコンサートが楽しめます。
しかもたったの6ユーロ!
中に入るとため息ものの美しい空間が広がっていました。
そして間も無くコンサートスタート!
牧師様なのか司会的な役割なのか、ミサとはまた違った雰囲気で語りがあり、
パイプオルガンの演奏があるというような流れでした。
最初は正面のパイプオルガンで、何人かの奏者が演奏するのですが、
最後には背面にある巨大なパイプオルガンの演奏を聴くことができます。
これが壮大で美しく、うっとりする時間を過ごせました。
ぜひ最後まで聞いて行ってほしいです。
そしてコンサートの後はそのまま教会内を見学させてもらいました。
ヨーロッパの教会ってどこも本当にため息が出ちゃうほど美しいですよね。
地下にも見学可能な場所があったりするので、じっくり楽しんでください。
詳細:https://goo.gl/maps/cZBTkXZ7Raw2aYBRA
美術館・名所めぐり
せっかくザルツブルクカードを買ったので、このカードで行ける観光地を楽しんできました。
ザルツブルクカードは最初に使用した時刻から24時間有効です。
なので、時間によっては日を跨いで翌日も使えるのがありがたい!
ザルツブルク宮殿美術館
ウィーンでも散々宮殿を見てきましたが、ザルツブルクにもありましたw
同じく豪華絢爛でありながら、ウィーンのように疲れるほど広すぎず、ちょうどいい観光場所でした。
さらに先ほど見たザルツブルク大聖堂にもつながっており、
巨大パイプオルガンのある場所にも入れちゃいます!
さっきの感動が蘇って、より楽しめました。
詳細:https://g.page/residenzgalerie-salzburg?share
ザルツァッハクルーズ
ザルツァッハ川を船で約40分も楽しめるクルーズ観光!
もちろんザルツブルクカードが使えます。
カードを使う場合もまずはチケットカウンターで乗りたい時間のチケットを発行してもらいます。
わたしは直前でしたが15時の便にまだ空きがあったので、即時発行してもらい、即座に乗り込みました。
船は全面ガラス張りになっており、子供用に運転ごっこできる可愛い席までありました。
各ポイントで音声案内が流れますが、こちらはドイツ語と英語のみでした。
船長さんは爽やかな女性で、彼女もちょくちょく観光情報を話してくれました。
そして折り返した後のラストがとにかく楽しかった!!
船長さんが船を360度右に左に旋回操縦してくれるのです!
アトラクションばりに楽しいので、ついついはしゃいでしましました笑
詳細:https://goo.gl/maps/EPhCp5LRVX8FBa6c9
クリスマス博物館
ザルツブルクカードを購入した際、カードの使える場所を紹介したガイドブックをもらいました。
そこに載っていたのがこちら。
Googleマップの指示する場所に行ってみましたがそれらしき建物が見当たらない。。
しばらく彷徨っていると、普通のレストランの横にある雑貨屋さんの二階にあることがわかりました。
なんともわかりづらい!w
入場は、雑貨屋さんのレジでザルツブルクカードを見せて、博物館チケットを発行してもらう仕組み。
2階に上がると順路があり、それに従って回っていくようでした。
とてもこじんまりしており、デカすぎる宮殿や美術館に少々辟易ぎみだったわたしとしては、
むしろ心からほっこりする時間を過ごせて大満足でした笑
古いクリスマスカレンダーやツリー、クリスマスマーケットのミニチュアなどをみることができます。
くるみ割り人形やサンタクロースの人形も展示される中で、
どう考えても怖いしクリスマスに似つかわしいやつがたくさん…
あとでSちゃんに聞いたところ、こいつは「Krampus(クランプス)」というそうで、
半分はヤギ、半分は悪魔の姿をしている。
サンタクロースの起源となった聖ニコラウスが良い子にプレゼントをするのに対して、
クランプスは悪い子をカバノキの枝で叩き、地獄へ連れていくらしい(いや、怖すぎか!!)
ドイツやオーストリア周辺の国ではクランプスは伝統らしい。
どことなく日本のなまはげにも似ている感じがしたけど、
調べたらなまはげは神様の使いなんですね。(鬼かと思っていた!w)
楽しいはずのクリスマスにこんなの出てくるってなったら、必死で良い子になりますわたしは笑
詳細:https://goo.gl/maps/L1LaQq4pqPffqPBh7
ディナーは名物シュニッツェル
いっぱい歩いてお腹が空いたので、ディナーへ!
ごはんだけは外したくないので、例のごとく検索し、
日本の方がブログで紹介していた中から「Gasthof Alter Fuchs」というお店へ行ってみました。
Fuchsはキツネの意味らしく、お店のトレードマークにもなっていました。
ここを選んだのは、オーストリア名物のシュニッツェルがおいしそうだったから!
シュニッツェルはカツレツのようなお料理なのですが、こちらでは衣にカボチャの種を使っていると書いていて、珍しいと思い楽しみに来ました。
メニューを見てもどれがどれかわからなかったので、
ブログの写真を店員さんに見せて「これが食べたい」と伝えると、
「いや、そんなのわかんないんだけど」ってな態度で無愛想に返されました。
内心「はぁ?!お前ここの店員だろがい!」と思いましたが、「シュニッツェルだと思う」と伝えると、
最初からそう言いなさいよばりに、はいはいと注文を取って去っていきました。。
きぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっっ怒
心底気分が悪くなったところで、前菜用に頼んだにんじんのスープが到着。
生姜をつかっているのか、にんじんのクリームスープなのにエスニックな味がしておいしい!
これは期待できるなと待っていると、やってきましたシュニッツェル!
が、これじゃない・・・
残念ながらわたしが食べたかったお料理ではありませんでした。
いやまあ普通においしかったんですけど、なんとも悲しい気持ちで食事しました。
こういう時一人旅だと誰ともこの気持ちをシェアできないのが切ないです。。
でもあのアイラインのキツいBBA(オーダー取った店員さん)以外の店員さんはよさげで、
料理もおいしいのでよかったら行ってみてください笑
そして誰か例のシュニッツェルらしきものを食べたら感想をコメントください!!泣笑
詳細:https://goo.gl/maps/HJd31u4yMneFjtEG9
悶々としながらホテルに戻ったら友達ができた話
ちょっともやっとしつつも、病み上がりだし早めに宿に戻ってみたところ、
わたしのちょっと後に来た同室の一人が声をかけてきました。
わたしたちの部屋は女性専用となっていて、同室が8名ほどいました。
ちょうどその時はわたしと彼女しかおらず、しばらく話すうちに「飲みにでも行かない?」という話になり、
昨日の腹痛もあって今日はお酒を飲まないでいようと思っていたわたしでしたが、
さっきの鬱憤も晴らしたいし「行く!!」と二つ返事でバーにいきました笑
彼女は社会人一年目のアメリカ人で、ドイツで働いているんだそう。
会社の方針で新人は世界各地に派遣されるらしく、旅好きの彼女はこのシステムを気に入っているようでした。
ザルツブルクは近いので、週末旅行で来たようです。
20代前半でちょっと小悪魔的オーラの彼女、途中からは恋バナに!
この旅行中にもお土産屋さんでマグネットを買ったら店員にナンパされただの、
バーでちょっと話した男性が帰り際にバラの花をくれただの、かなりモテモテのご様子w
最近はマッチングアプリで出会ったアメリカンアーミーといい感じらしい。
いいなーあやかりたいわぁ〜というと、そのマッチングアプリをオススメしてくれました。
翌日そのマッチングアプリをダウンロードしてみようとしたところ、
日本は対象外地域でダウンロードすらできませんでした爆
でも彼女の恋バナでおいしくお酒を飲ませていただきました笑
翌朝ちょっとだけ観光+α
翌朝、早めにチェックアウトして、朝のお散歩へ出かけました。
お天気にも恵まれて、のんびり素敵な時間を過ごせましたよ。
現代アート美術館からメンヒスベルクの丘
まずはザルツブルクを一望できるメンヒスベルクの丘へ!
ザルツブルクカードを使い、現代アート美術館のエレベーターを上がります。
美術館の入り口とは反対方向から外に出られる通路があり、
その高台からは清々しい景色を眺めることができます。
ちょうど朝焼けが美しく、ザルツブルク城や大聖堂などがとても絵になる光景でした。
一応美術館も見てまわりましたが、現代アートで好きになるのってあんまりなくて・・・
今回も???てなりながらさらっと回りました笑
詳細:https://goo.gl/maps/cbQyH6L2h68LchMeA
ミラベル庭園をお散歩
ウィーンまでは電車で帰る予定だったので、駅までの道すがらに寄りました。
秋も肌寒いのに美しく手入れされたガーデンにはバラや色とりどりの花が咲いていて癒されました。
庭園内の会場で結婚式もやっていたのか、記念撮影をする花嫁さんたちの姿も見られました。
ステキ〜!
小さな展示場もあり、現役で活動されるアーティストの作品が展示されていました。
面白いテイストの水彩画でさっきの現代アート美術館より自分は楽しみました笑
詳細:https://goo.gl/maps/X5SoLXrnbftV3JPz8
お一人様用ザルツブルガー・ノッケル
最後はたまたま立ち寄ったパン屋さんがとっても当たりだったのでご紹介です!
ザルツブルクには名物菓子「ザルツブルガー・ノッケル」という、
山をモチーフにした焼き菓子があるのですが、
これがまた大きいので、一人で食べるのは無理だなと諦めていました。
が、こちらのお店で似たように山をかたどったケーキを発見!
実際のケーキはスフレ状なのですが、こちらはメレンゲの山に、
中には甘酸っぱいレモンのムースとクランベリーソースが使用されていました。
お惣菜系のパンなどもあり、ほうれん草のキッシュもいただきました。
ウィーンまでの電車内でいただきましたが、どちらもとってもおいしかった〜
現代アート美術館から徒歩数分です。
一人旅だけどザルツブルクらしいスイーツを食べたい!という方、ぜひお試しあれ!!
詳細:https://goo.gl/maps/G4ehiiD33YkTXAbTA
これにてウィーンの周辺国弾丸旅は終了です!
改めて、ヨーロッパは地続きで旅行が大変しやすい上に、
隣国でもそれぞれに特色があって楽しすぎるということがわかりました。
今度はオランダやスイスなんかも行ってみたいです!
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