わたしはいまアイルランドの首都Dublin(ダブリン)ににいます。
が、これはダブリンに行く前、9月23日のお話・・・
Inishbofinという島にいたときに仲良くなったジョンさんは、作家活動もしています。
島でも何度かReading(リーディング)といって、彼のオリジナルストーリーを読み聞かせしてくれました。
正直、話すスピードと強いアクセントで話の内容はほぼわからず、
コメディ系のお話なんだなということしかわかっていないわたしでしたが(笑)
それでもその空間自体は面白いので参加していました。
そして9月23日に、Cavan(キャバン)という町で彼のパフォーマンスが見られるというので、
それは見逃せないと出かけていきました。
ちなみにその二日前にも島で仲良くなった方の家に泊まりに行き、
そのまま彼女の車でキャバンまで行きました。
島でできた人脈に感謝しまくりです!
会場は町のコミュニティセンターでしたが、それらしき建物が見つからず…
同じ名前の教会で聞き込みをすることに!
真っ赤なコートに身を包んだ大阪のおばちゃん感ただようマダムに尋ねたところ、親切に答えてくれました。
が、これまためっちゃ早口&クセ強!!
なんとか”来た道まっすぐいくと左手に見える茶色い建物”という情報が聞き取れました。
しかしながら建物はクリーム色っぽかったです(笑)
中に入ると今までとは違い立派なセットが!
そしてジョンさんがはるばる来てくれてありがとう!と挨拶に来てくれ、わたしたちの席の横に着席しました。
ん!?ジョンさんは舞台に上がらないのか!?
しばらくするとステージ上に司会の人が現れ、作家であるジョンさんを紹介したあと、
それではお楽しみください〜という感じで、二人の役者さんが登場しました。
今まではジョンさん自身の朗読でしたが、こちらが本来の形のようでした。
主人公は生真面目すぎる男と、楽天的でアホな男で、二人はあまり仲がよくないのですが、
どういうわけかとあるお墓の掘り返しをすることになり、
墓を掘る作業をしながらストーリーが展開していきます。
コメディタッチで笑いたっぷりにストーリーは進みますが、
生真面目な男は事故で奥さんを亡くしており、そのことで自分を責めているという設定があったりなど、
シリアスな場面もあり、みんなどんどん引き込まれているようでした。
墓掘りのシーンでは実際に土も出てくるし、
話しながら二人が休憩をするシーンでは実際にサンドイッチを食べたりなど、
舞台の作りもとてもリアルでした。
いちコミュニティセンターのステージと思って嘗めたらいかんやつです!w
最終的には、実は生真面目な男は迷信なのか奥さんを取り戻すために楽天男をシャベルで叩き殺し、
掘ったばかりの墓に埋めてしまいます。
しかしすぐに正気に戻り、事の次第を後悔した彼は、再び墓を掘り起こし、楽天男を救い出します。
死んだかと思われた楽天男は、死に際で悪魔と契約したらしく、大好きなスペイン人歌手と付き合えるように
スペイン語がぺらぺらになって生き返ったのでした。(めでたしめでたし・・・笑)
役者さんもクセ強アクセントだったので、ちょっと違うかもしれませんが、
こんな感じの内容でした笑
そしてショーは大盛況!
終演後は役者さんや舞台関係者さんなどと一緒にパブで乾杯しました。
あとあと知ったのですが、実は9月23日は「Culture Night(カルチャーナイト)」といって、
アイルランド各地で文化的催しがされていたようです。
アイルランドの文化の豊かさと多様性を祝う全国的に大切な日で、
継続的に地元や各地の文化活動と国民を結び付ける狙いがあるようです。
芸術や音楽活動をとても大切にしていることが感じられます。
日本にも”文化の日”がありますが、特別何かした思い出がないのはわたしだけではないはず・・・?
(検索してみたら、文化勲章等の授与式が行われたり、入場料が無料になる博物館や美術館があったりするようです。)
ということで、今回はアイルランドの素敵な文化の日をご紹介しました!
Comment