この旅を計画するまで、クロアチアは国名しか知らなかったわたくし笑
ザグレブはクロアチアの首都です。
首都といってもこじんまりしており、
観光地もぎゅぎゅっとつまっていて短期旅行にぴったり!
そして食べ物がとってもおいしかったんです。
海側にはドブロブニクという歩くだけでも美しい街もあるので、また行きたい国になりました!
そんな実は素敵な国クロアチアの首都ザグレブは、
1日でも十分楽しめるので、ご紹介させていただきます。
まずは国立劇場でチケットゲット
クロアチア旅を計画してまず気になったのが、国立劇場!
オペラやバレエなど観劇好きなので、ウィーンの有名なオペラ座ももちろんチェックしていましたが、
チケットがなかなか高いっ
が、クロアチアはユーロ圏なのに通貨はクーナという自国のもので、
1クーナは0.13ユーロ(2022年11月現在)と物価安!
そしてチケットも一番いい席でも21ユーロほどという、格安だったんです。
旅程の日にはコンテンポラリーバレエが行われるようで、
内容を見ると日本人ダンサーも何名かいるようでした。
クロアチアで活躍する日本人見たい!!
速攻オンラインで一番いい席を購入しようとしたところ、クレジットカード決済が何故かできない。。
日本のカードがダメなのかと、
ウィーンでSちゃんのカードでも試させてもらったのですが購入できませんでした。
ということで、現地で買うしかなくなったわたしは、バス停から急ぎ国立劇場へ向かったのでした。
無事に到着したけど、チケット売り場の看板など見当たらず、ドアもがっちりクローズ。。
困っていると自転車で男性が通りかかったので、声をかけてみました。
これがとてもいい人で、案内しますよ!とドアを開けてチケットカウンターまで連れて行ってくれ、
さらに今日のチケットがまだ買えるかどうかも店員さんに現地語で聞いてくれました。
ありがとうございます!!!
「残ってる席で一番いい席をお願いします!」と意気込んだのですが、
当日だったから一番いい席は売り切れで、
3等席に当たるボックス席の1シートをあてがってもらいました。
そして現地ではクレジットカード決済がちゃんとできました笑
先週だったら一番いい席がまだ余っていたのに!!と悲しかったのですが、
これが実は当たり席になるのは、また後ほどお話します♪
青空マーケット”ドラツ市場”
チケットを無事に購入できたので、歩いてドラツ市場へ。
10分ほどで到着!
野菜や果物中心ですが、お土産物屋さんや、パンやお菓子を売っている人もいて、見てるだけでも楽しめます。
10月だったので、秋の味覚がいっぱいでした!
わたしはハチミツ農家からSちゃんへのお土産を購入しました。
6種類くらいあり、全部お味見させてくれて、言葉は拙いけどとっても親切なお母さん!
色も味もそれぞれ違ったので、定番のアカシアと森の木々のハチミツを選びました。
市場のまわりにはお土産ショップも並んでいます。
わたしは海外にいったら必ずマグネットを買っていて、ここでも探すことに。
何軒か見ていると、手作りらしきマグネットを発見!
聞くとお母さんが名前を手書きしてくれるというので、お願いすることにしました。
するとお母さんに「どこから来たの?」と聞かれ、日本からだと答えると、とても喜んでくれました。
コロナ前のように日本人観光客を見ないのが悲しいようでしたが、
数日前にも日本人が来たらしく、わたしもびっくり笑
しかし「日本人って英語しゃべれる人少ないよね」と言われてしまいました笑
でも確かに他の国でもよく言われるんですよね。
思うに島国だから、異国の人とのコミュニケーションに困ることが日常で少ないからかなと思いました。
それでも日本人はニコニコして親切で好きなんだそう。
うれしいな!
最後にはお店でつけているというノートに感謝のメッセージを残させてもらい、
お母さんとツーショットまで撮ってさよならしました。
Googleマップ上ではドラツ市場としかでないのですが、
イェラチッチ広場を背に左手奥にこちらのお店があります。
日本のみなさん、ぜひ立ち寄ってください!
詳細:https://goo.gl/maps/y8rTAvbE5umAR1bAA
謎に面白い美術館3選
ザグレブで面白かったのは美術館!
美術館といえば歴史ある絵画や彫刻などを思い浮かべますが、
ここにはひと味も二味も変わった美術館があるんです。
失恋美術館
いきなりどんな美術館!?と思われることでしょうが、
ここでは耐え難い別れを経験した人たちの品々が投稿者のストーリー付きで展示されています。
日本語の解説書もあるので、ご安心を!
最初の方は浮気だったり、なんじゃこれ?!って笑えるような謎の品が並んでるだけかと思ったのですが…
奥の方には戦時中の手紙のやりとりや、死別のストーリーなどもあって、
思わず目頭が熱くなってしまう素敵な品もたくさんありました。
世界中の人たちが投稿しており、日本の方の投稿もいくつかありました。
いろんな方のストーリーから人生に思いを馳せるいい時間が過ごせ、とてもおすすめの美術館です。
詳細:https://g.page/brokenships?share
ナイーブアート美術館
失恋美術館のあとにナイーブというワードだと勘違いされそうですが、
こちらはれっきとした美術品の展示が見られる美術館です笑
ナイーブアートは、ガラスに油絵の具で描かれています。
元々は農家の人々が、農閑期に自分達の日常の様子や、回りの風景を描きだしたことがはじまりなんだとか。
クロアチアだけでなく、他国のナイーブアーティスト作品も見られます。
あまり大きな美術館ではないけれど、ナイーブアート自体を初めて知ったわたしには大満足な空間でした。
詳細:https://goo.gl/maps/oiML7tPmrBwzrqFU8
二日酔い博物館
名前からしてどんなやねん!とツッコミたくなりますが、
飲酒に関わる展示やアトラクション?が楽しめる場所です。
平日でも22時まで空いており、わたしも寄ったのはバレエ鑑賞後の21時過ぎです。
着くとまず酔っ払いの視界になるゴーグルを渡されます笑
それをつけて、ダーツの真ん中にヒットさせれば、なんと入場無料!
無料は大きいでしょっと意気込んだのですが、
的にかすりもしなかったので大人しくチケット購入しました笑
チケット購入時には、なんとアルコールを買うことも可能!
ワインやビールを飲みながら館内を見回れちゃうんです。
それならばと、美術館ロゴの入った限定品らしき白ワインを購入し、さっそく中へ!
酔っ払ったときの足取りや、運転体験ができたり、
お酒とドラッグ摂取時の脳の仕組みをシュミレーションしてくれる映像など、
意外とちゃんとしてるものもありました笑
わたしが面白かったのは、世界各国の二日酔い対策で、中国は濃い緑茶を入れる、
ドイツではピクルスを食べるなどがある中、クロアチア!
クロアチアでは二日酔いのときは、さらに酒を飲めば治るらしい!爆
わたしはしじみ汁が日本の二日酔い対策かなって思うのですが、みなさんはいかに解消してますか?
(そこまで飲まないとか言わないで〜笑)
鑑賞後はなんとクロアチアのお酒”ラキア”のショットをいただきました!
しかもその場でレビューを書くと、さらにもう一杯つくという笑
受付のお姉さんが一緒に乾杯してくれるので、お一人様でも大丈夫です!?笑
もちろんお土産として買うことも可能で、
拳銃のように引き金を引いて瓶の蓋を開けられるという面白グッズもありました。
変わったものやお酒好きの方にオススメの美術館です笑
詳細:https://g.page/museum-of-hangovers?share
久しぶりの海鮮に舌鼓
観光で大切なディナーは外したくない!
ということで、現地在住の日本の方がブログで紹介していたお店へ行ってみました。
クロアチアは海にも囲まれており、海鮮も有名!
そしてトリュフも有名!
てことで、よくばって、タコのサラダとトリュフのクリームソースがかかったポークソテーを注文しました。
これがめっちゃくちゃおいしかった!!!
一人では到底食べ切れない量でしたが、限界の限界まで詰め込んできました笑
物価安に関わらずなかなかいいお値段にはなりましたが、悔いはありません!
(しかしこれが翌日悲劇になるとは…次回乞うご期待⁉笑)
詳細:https://goo.gl/maps/WJpodPQ2Bt7WNwxA7
日本人も大活躍!クロアチア国立劇場
さて、わたしのザグレブ観光で最も楽しみにしていたといっても過言ではない、
バレエ鑑賞の時間がやってきました!
わたしも3歳から小学4年生までクラシックバレエを習っていたこともあり、
スポーツは苦手ですが踊りを見るのは大好きです。
今回見るのはバレエをベースにしたコンテンポラリーダンス。
バレエといえば華やかな衣装も魅力のひとつですが、最初に出てきたときは練習着のような恰好で、
その後もスーツのような衣装など現代の日常を思わせる演出。
面白かったのは、音楽ではなく朗読に合わせてフリーダンスを披露した場面。
各ダンサー当人の肉声で、自己紹介や自分の抱える悩みなどを語り、そこにダンスを絡ませます。
英語で話してくれた方もいて、
「親が結婚しろというのだけど、なかなか相手が見つからないの……
mnk〜@gmail.com……お相手募集中です」
とマジもののメアドを読み上げる中で踊っているのを見たときは、会場中に笑いが起こりました笑
10数人いるダンサーの中に、日本人が3名もいらっしゃったのも感動でした。
テーマとしては、LGBTQや人種、社会通念に対する疑問などを扱っているようで、
ルーツがインドや黒人と思われる方もおり、インターナショナルな舞台でした。
中盤になり、いきなり司会者のような人が現れ何か言うと、観客全員が立ち上がり始めました。
クロアチア語のためわけがわからないまま、わたしもとりあえず立ち上がると、
今度は司会者が何か言う度に座る人がちらほら。
わたしのボックス席は5人掛けで、わたし以外はご家族が同席でした。
そして同じく観光客だったようですが、息子さんはクロアチア語が話せるのか、通訳してあげていました。
(イタリア人家族で、息子さんはこっちで勉強か働いてると予想w)
思い切ってわたしも司会者が何を話しているのか、彼に英語で訪ねてみました。
すると司会者が言った条件に当てはまったら着席していく、
というゲームのようなものをやっていることがわかりました。
そしてそれ以降、彼は家族にイタリア語で、わたしにも英語で翻訳してくれました。
何ターン目かで、「クロアチア語のわからない人は座ってください」と言われ着席。
いや、それは司会者も英語で言ってくれや!!笑
最後は「今日お誕生日の方以外座ってください。」
そして、「お誕生日おめでとう」
で締めくくられ、会場中がその方へ拍手を送りました。
その後のダンスも面白く、終演後は拍手が鳴り止まずにカーテンコールが5回以上続きました。
さらにスタンディングオベーション!
ウィーンでオーケストラを見たときよりも熱狂的な終わりになりました。
わたしはいち観客でしたが、
このような素晴らしい場で活躍している日本人が3名もいたことに、改めて感激でした。
詳細:https://goo.gl/maps/oEnSNXC7ZZz9RJcE6
ちょっと順序が前後しますが、このあと幸せな気持ちで街ブラしているときに
二日酔い美術館を見つけたのでした。
夜の女一人歩きでしたが、治安の悪い感じはなかったです。
おいしいごはんに、親切な方が多かったクロアチア。
またぜひ来たい国のひとつになりました!
次回はスロバニア編をお送りします。
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