アイルランドに来て早2ヶ月と2週間が経ちました。
ここまで読んでくださっている方の中には、どうやってホストファミリーを見つけているのか気になっている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、わたしがこの旅をする上で使用しているウェブサイトをご紹介したいと思います。
この方法を利用すれば、わざわざ高い費用を払って留学する必要もなく、
ホテルやAirbnbのように滞在費用を支払う必要もありません!
滞在にかかる費用はほぼ無料で、数ヶ月単位で海外にステイすることができちゃう、とってもお得な方法です。
ぜひ最後までご覧になっていただき、気軽に海外生活のお試しを検討してみてください!
滞在費はほぼ無料!その仕組みと概要
海外に行くとなると、選択肢は「ビジネス」か「留学」か「旅行」になって、
どれも滞在費用がかかるからなかなか海外にいけない…
と思っていませんか?
はっきり言えます、そんなことはありません!
とっても簡単に、そして滞在費用もほぼ無料で数週間から数ヶ月もの間、その国を旅することができます。
利用するのは、旅人とホストをつなぐウェブサイトです。
サイトはいくつかあるのですが、仕組みは同じ!
旅人はホストが必要な労働力を提供する代わりに、部屋と食事を無償で受け取ることができるというものです。
労働力というと大変そうに聞こえるかもしれませんが、
内容はベビーシッターや農作業のお手伝い、家事などで、
たいていは1日4〜5時間、週に4〜5日だけという、全然無理なくこなせるものです!
その代わりに家の一室やキャンピングカーで寝泊まりをさせてくれ、
食事も家にあるものを自由に食べたり、時には一緒に買い物にいって好きなものを買ってもらえたりします。
ただし、移動費や観光にかかるお金、パブなどの飲み食いでは自分でお金を払う必要があります。
ということで、滞在費ほぼ無料と記載させてもらいました。
お子さんのいるホストファミリーなどは、休日に一緒に海や観光地に連れて行ってくれたり、
レストランの食事代もホストが出してくれることが多いので、
節約しつつもいろんな体験ができちゃうことも魅力です!
その中からわたしが実際に利用しているサイト2選と、
旅する中で同じ旅人に教えてもらった未開拓だけど魅力的なサイト2選をご紹介します。
実際に使用してみたサイト
WWOOF
https://wwoof.ie/en/
WWOOF(ウーフ)は、主に農業主と旅人をつなぐウェブサイトです。
国ごとに登録が必要で、年会費も国ごとに設定されています。
わたしはWWOOFアイルランドに登録しており、年会費は25ユーロでした(2022年6月時点)。
農業とひとことでいっても、野菜や果物農家もあれば、牛や豚など牧場のある方や、馬のお世話をしてほしいといった方など様々あります。
個人経営の農家や、ガーデニングを趣味の延長のようにしている方もいるので、特に農業の知識はなくても大丈夫です。
行き先や期間、どんな農業に興味があるかなどで検索をかけると、条件にあったホストが出てきます。
気になったホストを選択すると、詳細なプロフィールを読むことができ、よさそうであればメッセージを送信〜
ホストから返信が来たら、滞在期間や移動手段などを確認しあって、あとは行くだけ!!
しかしながら、わたしが実際にWWOOFでマッチしたのは1回だけでした。
しかもマッチしたけど向こうの返信が遅かったので、別のホストのところに行くことが決まっており、結局お断りすることとなりました。
出発の1ヶ月ほど前から結構な数のホストにメッセージを送りましたが、半数以上は返信がなかったです。
返信が来ても、何ヶ月先まで埋まっているという返信が来たこともあったので、計画は早めがいいのかもしれません。
ホスト検索自体は会員登録をしなくても見ることができるので、
海外のスローライフ体験をしてみたい方、農業や動物の世話に興味がある方、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか?
Workaway.info
https://www.workaway.info/
Workaway(ワーカウェイ)は、世界中のホストと旅人をつなぐウェブサイトです。
WWOOFとは異なり、世界中の国を検索でき、農業に限らず様々なお手伝い内容があります。
だいたいは、Au pair(オウペア)といってベビーシッターのようなものや、
家畜やペットのお世話、農家や庭の手入れのお手伝いなどです。
小さい子供がいるので、家事をお願いしたいというホストファミリーも多いので、
あまり気負わずに応募しやすい案件がたくさんあります。
わたしもほとんどこのサイトからホストを見つけています!
こちらでは「Last Minutes(ラストミニッツ)」といって、
直近で今すぐ来てほしい!というホストのリクエストがあり、
それがちょうど自分の旅のタイミングと重なるとマッチする率が高いです。
なのでギリギリまで決まらないドキドキ感を味わえます笑
また、ホストの方から旅人にオファーメッセージが来たり、
他の旅人から一緒に旅をしませんか?とお誘いが来ることもあります。(設定によって変更可)
年会費は49ドルとWWOOFに比べるとお高いですが、全世界が対象でこの値段はむしろめっちゃお得!!(2022年7月時点)
マッチしたあとは、WatsApp(ワッツアップ)という、LINEの海外版でやりとりをしようというホストも多いので、アプリも入れて準備しておくのがおすすめです。
ちなみにアプリは無料です!
【WhatsApp】
https://www.whatsapp.com/
未開拓だけどおすすめのサイト
Worldpackers
https://www.worldpackers.com/
Worldpackers(ワールドパッカーズ)は、Workawayと同じく全世界を対象にボランティア先を探すことができます。
Workawayでなかなか次の滞在先が決まらなかったとき、ホスト先で一緒になったルームメイトが教えてくれたサイトです。
Workawayが比較的個人の家が多いのに対し、WorldpackersではNGOやゲストハウスなどきちんとした組織の募集もあるようです。
なので、ボランティアで無報酬活動とはいっても、滞在先や内容によってはビザの申請が必要な場合もありますので、注意が必要です。
登録料も選択肢があり、個人登録の一番安いものが年間49ドル。(2022年10月時点)
そこに海外保険をつけたり、カップルや友達同士の登録という選択肢があったりするようです。
海外でボランティア活動をしてみたいという方は、覗いてみる価値ありかも!
Trusted Housesitters
https://www.trustedhousesitters.com/
Trusted Housesitters(トラスティッド ハウスシッターズ)は、ペットシッター専門のサイトです。
ホストが旅行などで家を留守にする間、飼っている犬や猫の世話をするために滞在させてもらえる仕組みです。
なので、滞在中は家に誰もいないことになります。
自由と言えば気楽ですが、観光地に一緒にいったりといったホストファミリーとの体験はできません。
わたしは未経験ですが、このサイトを実際に使った方によると、
ホストによりますが、家の中のものはなんでも食べていいし、使っていいよ!というのが多いそうです。
試しにホスト検索だけしてみたところ、
ピンポイントで「○月○日〜○月○日まで」という募集要項になるので、
前々から約束をしておかないとなかなか希望の日程のホストを見つけるのは難しそうな印象です。
月額は8.25ポンド〜。(2022年10月)
料金を追加すると、オプションで保険をつけたり、キャンセルや事故があったときのサポートを充実させることができるようです。
この方法で旅するメリット・デメリット
滞在費ほぼ無料で海外での生活ができちゃう!とは言っても、やはりいい点、難しい点はあります。
さくっと箇条書きでまとめたいと思います。
メリット
- 登録料・移動費以外はほとんどお金がかからない
- 現地のリアルな生活を体験できる
- いろんな経験を積める
- 旅人仲間や友達をつくりやすい
食費と宿代が浮くので、その分を観光で思い切り使ったり、少ない予算でも海外旅行ができちゃいます。
現地の人たちの家で寝泊まりするのですから、実際の生活を肌で感じることができます。
またホストが国の歴史や、穴場の観光地などを教えてくれたりするので、ガイドブックではわからない情報もたくさん知ることができます。
数週間から数ヶ月単位でじっくりその国のことを学べるいい機会になりますよ。
これはどんな作業内容を選ぶかによりますが、わたしはこの数ヶ月だけでも田舎でのレストラン経営や、
赤ちゃんとの接し方、ツアー客との会話など、いろんなことを学ばせていただいています。
これがわたし的に一番魅力に感じていることです。
ホストが友達を紹介してくれたり、滞在先によっては他の旅人(ルームメイト)がいることもあるので、海外の友達を作りやすいです。
その友達が自国に遊びに来てと誘ってくれたり、情報交換できるので、その後の旅がさらにワクワクすること間違いなし!
デメリット
- 観光ビザの滞在期限内での旅になる
- 英語がある程度できないと大変かも
- 肌に合う・合わないは人それぞれ
中長期滞在が手軽にできる!とはいっても、観光ビザの範囲内になるので、たいていは3ヶ月ほどで国外に出ないといけません。
ただ、日本のパスポートの信頼度は高く、ほとんどの国で観光ビザの申請は不要なので、実質ビザを発行せずに入国はできます。
(滞在したい国ごとに規定があるので、事前にしっかりご確認を!)
滞在可能期間は国によって様々なので、たとえばイギリスなら半年、ジョージア(旧グルジア)ならなんとビザなしで1年間も滞在できちゃいます!
国によってルールは様々なので、大使館の情報などを参考に事前にしっかり確認しましょう。
ほとんどのウェブサイトは英語であり、滞在先にもよりますがホストのプロフィールも英語が主です。
ただし、ホストは「英語や現地語を積極的に教えます!」と書いてくれていたり、
「言語交流を希望する」といった選択肢のあるサイトもあるので、そういった先を選べば語学学習にもいい機会です。
Google翻訳などを駆使して、素敵なホストを見つけてみてください。
行ってみたら思ってたのと違った、そもそも完全に一人で行動したい、
そういった場合にはホストとの生活にストレスを感じてしまうかもしれません。
ただ、行ってみて合わないと感じた場合には、正直にホストに話せば予定より早めに別のところへ移ることも可能です。
海外ではしっかり意思表示することが大切!
無理せずに合わないと思ったら、素直に相談してみましょう!
利用する際の注意事項
まず大前提として、旅は自己責任です。
登録料を払っているのでそんなに変な人もいないと思いますが、自分の身は自分で守るが鉄則です。
ボランティア先での事故やケガも0%とは言えないので、海外保険に入るなどはしっかり検討しましょう。
また記事中でちょっと触れましたが、無報酬のボランティアと言っても国によっては観光ビザで入国できない場合もあります。
実際に空港の入国審査で拒否されてしまったという話も聞きました…
現地でそんな悲しい思いをしないように、事前に各国の大使館情報などを参考にきちんと確認してください。
事前確認をしっかりして、気軽に海外旅行を!
いかがでしたでしょうか!?
海外旅行がちょっとでも気軽に感じてもらえたらうれしいです!
各国の治安や滞在ルールをしっかり確認して、ぜひあなただけの出会いを海外で見つけてみてください!
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